【SWSH】S13使用構築 スカーフAキュウコンスタン【最終64位 R2067】
S13おつかれさまでした。
TN:しゃのわーる
最終成績:64位 R2067
【構築経緯】
シーズン13中盤にスカーフテテフ(サイキネムンフォ両壁)が流行したが、対サンダー性能や氷技の通り、オーロラベールの存在等の要素からAキュウコンの方が強いのではないかと感じ構築をスタート。
キュウコンとタイプ補完が取れて相性の良いラグラージ、エースとして現環境最強のサンダーを採用。
ここまでで重いウツロイドを誘って倒せるポリゴン2までを確定とし、残りの枠でなるべく汎用性を落とさず対応範囲を広げること及びタイプの一貫切りを考えた結果エースバーンとミミッキュを採用して完成した。
対応範囲を求めた結果、せっかく壁展開やラグラージで起点作成が可能な構築であるにもかかわらずミミッキュ以外から積み技を切った点が惜しい。この点を煮詰めればより良いものになると思う。
【コンセプト】
・軸を決めきらずに構築全体での対応範囲を広げ、複数の勝ち筋を追えるようにする。
キュウコンで相手の初手タスキ枠を持って行った後に2体目に引いて最後に壁を貼ってサンダーでダイマというような想定した理想の動きはいくつかあったが、特に固執せず試合の状況や相手の選出に合わせ様々なプランが取れるようにした(つもり)。
【個体紹介】
サンダー@いのちのたま
性格:ひかえめ
特性:プレッシャー
配分:H108 C148 S252
技構成:ボルトチェンジ ぼうふう ねっぷう はねやすめ
S : 準速
H : 前期よく見た耐久ライン
C : 余り
レヒレのスカーフ判別や後述するポリゴン2のスピードスワップ、自身のボルトチェンジ採用を考慮して素早さは準速とした。
技については、暴風羽休めは確定。残り2枠には様子見やPP枯らしが可能な放電みがわり型も考えたが、ドリュウズ入りなどに対しても投げたかったことと様子見ならボルトチェンジの方が使いやすいと感じたのでボルチェン熱風で採用。
持ち物はダイジェットの威力を最大まで上げられ、かつボルトチェンジの威力を補える珠とした。
性格:おくびょう
特性:ゆきふらし
配分:H20 B180 C188 D4 S116
技構成:オーロラベール フリーズドライ ムーンフォース ふぶき
S : 最速ランドロス抜き
H-B : 鉢巻グラスラ確定耐え
H-D : 特化サンダー火力アップアイテム無しのダイジェット確定耐え
C : 余り
初手に置かれやすい両ウーラオス、ウオノラゴン、フェローチェ、氷弱点(特に電気飛行組)に対して強く出れて安定して壁が貼れる。
タスキやマルスケを潰せるのが偉く、霰ダメの順番によってS関係やスカーフが判別できて助かることも多かった。
トリックが使えないこと以外は現環境のスカーフ枠として非常に性能が高いと感じた。
高い初手性能が魅力の一匹だが、霰ダメージがエースバーンのタスキをつぶしてしまうなどのデメリットもある。
特にウツロイド対面でポリ2引きした際にメテオビーム→ダイロックを受けるときの乱数に霰ダメの有無が大きく影響するため、パワフルハーブっぽいウツロ入りの構築相手には安易に初手に置いてはいけない。要注意!
余談であるが、ウツロイドをあなをほるダイアースで突破する型を一時期使用していた。Aに下降補正をかけず20振ることで鉢巻グラスラ耐え調整のウツロイドをダイアースで確定一発となる。後が続かないことが多く使いこなせなかったが誰か供養してほしい。
ラグラージ@たべのこし
性格:のんき
特性:げきりゅう
配分:H252 B220 D36
H-D : 球特化サンダーのダイジェット確定耐え
H-B : 残り。なるべく硬く
S : ブリザポス意識でS個体値31にマイナス補正
Aキュウコンへの抜群技をすべて半減にでき、高い起点作成能力を持つことから採用。霰とステロを合わせればマルスケを確実につぶせる点も好相性。2体かけてそこまでする必要があるかは微妙だが、壁下であれば極めて安定してステロあくびループに持ち込むことができる。
サンダーのボルトチェンジとクイックターンでサイクルを回したり、剣の舞を積んだドリュウズランドロスに激流ダイストリームで切り返したりと総じて動きの柔軟性が高い一匹だった。
ラグラージ自体のトピックではないが、選出画面でラグを見て初手に出てくるエースバーンはラムのみ持ちが多いため気を付ける必要がある。
ラグラージエースバーン対面でエースバーン側の行動は大概がビルドか膝のため、初手キュウコンを投げてエースバーン対面であれば火炎ボールをラグで受けた後に即クイックターンでキュウコンを出し直し上からムーンフォースを打つ、というルートで一応処理できることになっている…
ポリゴン2@しんかのきせき
性格:なまいき
特性:ダウンロード
配分:H244 A4 B4 C4 D252
技構成:れいとうビーム アイアンテール スピードスワップ じこさいせい
H-D : ほぼ特化
S : カバルドンやカバ抜きブリザポスを意識してS31個体にマイナス補正
構築上重そうに見え、サンダーが誘うパワフルハーブウツロイドを起点にすることを想定した型。メテオビームへの受け出しから自己再生連打で打点が無いフリをしながら粘りつつスピードスワップでSを逆転させ、相手のメテオビーム2発目またはダイマックスを誘い、
◇メテオビーム2発目:溜めターン自己再生、発射ターンにダイスチル(ダイマ切りたくない場合は素アイアンテールでも可)でS逆転していればビーム撃たせずに突破
◇ダイマックス:受からなくなるまで再生連打し、ウォールを使って相手のダイマを枯らした後ダイスチルで突破
とすることで最速S104族、A1段階上昇、HD特化かつHB特化相当のポリゴン2が爆誕する。相手の裏が氷弱点やぬるいポケモンであればそのまま全抜きすることも多々あり、ウツロと組むことの多いカバサンダーなどであればそのままTODに持ち込めることもある。ダイスチルのおかげでミミッキュやブリザポスとも打ち合うことができ使用感が良かった。技範囲がやや狭いことだけが欠点だが、何度も1匹だけで試合を終わらせた最高のポケモン。
エースバーン@きあいのタスキ
性格:ようき
特性:リベロ
配分:A252 D4 S252
技構成:かえんボール とびひざげり ふいうち ちょうはつ
ナットレイテッカグヤに打点があって、クレセリアランクルスピクシーなどの詰ませキャラを対策できてバンギポリ2に打点が持ててブリザポスを削れて、初手・対面性能が高いことを求めた結果浮上したポケモン。
何でもありか!
とびはねるがないためあまりダイマは切らないが、カグヤをエースバーンで見る選出をした場合にメテオビームカグヤと同時にダイマするタイミングがあり、その際はナックルから入る。
※エスパー技ワンウェポンの詰ませキャラに対してリベロちょうはつ不意打ちで詰ますアイデアはシーズン12最終7位であるなつもんさんの構成をパクらせてもらいました。ありがとうございます。天才。構築に悪がいないためか結構選出されて刺さりました。
ミミッキュ@たつじんのおび
性格:ようき
特性:ばけのかわ
配分:H4 A252 S252
エースバーンのちょうはつでは重いレヒレやスイクン、ヌオーを処理するためのウッドハンマー採用。仮想的とする以上は最速レヒレを抜ける陽気での採用となった。
サンダーエスバミミッキュというキャラパワーだけにすべてを任せる選出をした際にも後ろ残ったレヒレを倒せるという点で構築との相性はよかったと思う。
相変わらず切り返しから最後の詰めまでなんでもしてくれて助かった。いつもありがとう。
ミミッキュの構成については考察が足りておらず、特に調整と持ち物については詰めればより良いものがあると思われる。
※環境にウオノラゴンが多いと感じた場合はこの枠は臆病ゴツメカミツルギになる予定でした。実際一時そちらを使用していましたが、ミミに比べ汎用性がやや落ちる代わりに対ウオノラゴンナットレイおよび対受けポケモンへの崩し性能が高くなります。最終日は受け攻めみたいな構築が多く、ラッキードヒドヌオーなどをよく見たのでもしかするとカミツルギの方が環境にあっていたかもしれません。
【選出】
特に選出パターンは決めなかったが、明確な特殊受けがいない相手にはキュウコン+ラグラージ+サンダーという選出が一番多くパワーが出せていたと感じる。上述したが、ウツロイド入りには初手キュウコンを置かずにポリゴン2を選出する。
【総括】
目標としていた最終2桁を達成できてうれしいです。
構築についてはある程度の汎用性は担保できたと思いますが、3匹で相手の6匹を見るという点への意識がやや薄かったため選出択が発生すること、終盤に流行った受けを崩す手段が少ないことが反省点です。次回はそのあたり改善した組み方をしていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!