【SWSH】S29使用構築 変則ゼルネネクロ改【最終48位 R2011】
S29お疲れさまでした。
良い成績を残せたので構築記事を書きました。
TN:しゃのわーる
最終成績:48位 R2011
使用構築はS28の構築を改良したもののため、この記事は簡略なものにとどめ、記載のない内容は前期の記事に準じます。もしレンタルを使用していただく方がいる場合はこちらの記事とあわせて読んでいただければと思います。特に勝率の出しやすい対カイオーガザシアンへの立ち回りについては詳細に記載してあります。
↓前期の記事リンク
chatnoir-pocket.hatenablog.com
また前期の構築をベースとした都合で技と調整の変更内容を先に説明する必要があるので、本記事では個体解説の後に構築経緯や立ち回りについて記載します。
以下常体
個体解説
ゼルネアス
ネクロズマ
ガマゲロゲ
ガオガエン
ランドロス
ロトム
【個体解説】
ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ
性格:おくびょう
配分:C252 D4 S252
技構成:ムーンフォース ドレインキッス いわなだれ ジオコントロール
変更なし。他のポケモンの型変更によってより通しやすくなった。
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)@ゴツゴツメット
特性:プリズムアーマー
性格:わんぱく
配分:H:244 B252 C4 D4 S4 (前期:H244 B124 S140)
技構成:メテオドライブ ねっぷう つきのひかり めいそう
(前期:メテオドライブ じしん つきのひかり りゅうのまい)
メテオドライブと瞑想熱風を併せ持つ変則型で採用。対策してくる鋼タイプを誘って倒すことができる。
瞑想は暴風で拘らせたサンダーを起点にするなど想定していない場面でも役立った。
ガマゲロゲ@カゴのみ
特性:ちょすい
性格:しんちょう
配分:H252 B4 D252
技構成:パワーウィップ ステルスロック ねむる どくどく
ガオガエン@あつぞこブーツ
特性:いかく
性格:なまいき (前期:しんちょう)
配分:H252 B4 D252 (S0個体に変更)
技構成:バークアウト かえんほうしゃ おにび すてゼリフ
(前期:バークアウト しっとのほのお まもる すてゼリフ)
ロトムとの兼ね合いで守る⇒鬼火に変更、これに伴い炎技は嫉妬の炎⇒火炎放射に変更した。
基本的に対黒バドレックス枠としてのみ選出する。選出画面ではイベルやナットに圧をかけるのが仕事。
カバルドン意識で最遅個体を採用した。
ランドロス(れいじゅうフォルム)@たべのこし
特性:いかく
性格:わんぱく
配分:H228 B196 D60 S28
技構成:じしん いわなだれ ビルドアップ みがわり
変更なし。ガマゲロゲで勝てない電気タイプ(草技持ち)、ナットレイとテッカグヤ、高火力物理ポケモンをまとめて対策する。
ロトム(ウォッシュロトム)@こだわりスカーフ
特性:ふゆう
性格:おくびょう
配分:H252 D4 S252
技構成:ボルトチェンジ ハイドロポンプ あくのはどう トリック
(前期:ボルトチェンジ ハイドロポンプ おにび トリック)
鬼火⇒悪の波動に変更。強力なポケモンの対策を1体に任せきらず他のポケモンと合わせて対策することを考える上で、非常に広い範囲を受け持つことができる優秀なポケモン。
【構築経緯と立ち回り】
S28の構築の使用感が良かったため、並びは変えずに型だけ変更しながら使用することとした。
改善したいと感じていたのは下記の3点。
①ナットレイ、テッカグヤに対して選出択になる
②黒馬バドレックス入りに対する勝率が低い
③飛行技(ダイジェット)が無い
①②を解決するため、日食ネクロズマの型変更およびロトムとガオガエンの技変更を行った。
③についてはランドロスを珠アタッカーに変更することで満たそうとしたが、ランドロスの型が以前通り残飯身代わりの方が使用感が良かったため今回は保留した。
①選出択の解消 ⇒ ネクロズマの型変更
例えばカイオーガザシアンに対してはロトム+ネクロズマ+ガマゲロゲと選出することが望ましい。しかしナットレイやテッカグヤが同居している構築が上位で散見され、物理型ネクロズマの技構成では対処が難しかったため、そのような構築に対して対策枠のランドロスを投げるか否かといった選出択が発生していた。そこでネクロズマに熱風を採用し、ロトムのトリックなどと合わせて対策を行い、ランドロスを絡めない選出を可能にした。
この際、前期は相手の日食ネクロズマをこちらのロトム+日食ネクロズマの地震で対処していたが、上記の変更に当たり熱風単体では相手のネクロズマを押していくことができなくなってしまったため瞑想を採用。鋼技も特殊技にすることも考えたが、対ゼルネアス(メタモン)などを想定した際に押し切られたくなかったのと瞬間的な火力が欲しかったためメテオドライブで続投した。
また龍の舞を不採用とすることでS振りが生きる場面がなくなったので努力値をHB振りに変更した。
この技構成としたことにより複次的に、きつい並びの一つであったナットレイとHBポリゴン2を採用しているホウオウ軸に対して並び単位で有利を取りやすくなった。
下記組み合わせで対応出来る。
・ナットレイ+ポリゴン2⇒ネクロズマ(瞑想+熱風)
・ポリゴン2+ホウオウ ⇒ゼルネアス(ジオコン+雪崩)
・ホウオウ+ナットレイ ⇒ランドロス(身代わりビルド+雪崩)
3体とも選出された場合もネクロズマに宿木を撃ちに来るナットレイに熱風を当てて引かせてしまえばゼルネアスが通るため、プレイング次第で崩していくことができた。
呼びやすい鋼をランドロスやネクロズマで誘って倒し、よりゼルネアスを通しやすい構築となった。
②対黒バド ⇒ ロトムの技構成(+ガオガエンの技構成)
スカーフ水ロトムに悪の波動を採用することで対黒バドをガオガエンだけに一任せず、ロトムと合わせてみることができる。
ただしスカーフ黒バドが環境に多く、採用されていやすいリーフストームをロトムが耐えないため、ロトムと黒バドの偶発対面は基本的にガオガエンに引いてから様子を見つつ対処するプレイングが必要。悪の波動が真価を発揮するのは相手がステロ+スカーフトリックでガオガエンを崩しにきた場合であり、特にS27で結果を出した強力な並びである襷ランド+スカーフ黒バド+ザシアンに対して、先発ロトム+ガオガエン+ネクロズマで(ハイドロポンプの命中率が絡むものの)非常に安定して対応することができた。
ガオガエンの技構成についてはロトムの鬼火を不採用としたため、少しでもミミッキュや悪ウーラオスに対して抗うルートを増やすべく使用率の低かった守るの代わりに鬼火を採用。それに伴い嫉妬の炎は威力を求めて火炎放射に変更した。
なおロトムに鬼火がなくなった影響でカイオーガザシアン構築に入っている悪ウーラオスがかなり重くなっている。
ほぼ選出されなかったので今回は切り捨てる形としたが、以後改良を加えるならまずはこれを解決したい。
【あとがたり】
前期以上の成績を残せてとても嬉しいです。
プレイングに依存する面があるもののカイオーガザシアンがトップメタにいる限りは最低限の勝率は保証される構築で、S29上位での対戦においても構築単位で有利をとれる試合もそれなりに存在したので流行によってはより上位に食い込めるポテンシャルを持つ構築だと感じています。まだこの環境が数か月続くので複数ROMで時間をかけて対戦できる時間があれば、もっと煮詰めてさらに上位を狙ってみたいです。
質問などあればコメントかTwitter(@chatnoir_p)までお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。